浄土宗長谷院
2004 東京都江戸川区松本
Temple
370年の歴史を刻む由緒ある寺院の港区虎ノ門からの移転計画。
新しい地でのスタートを期し、建築は伝統的な形態にとらわれずに、鉄骨・左官・ガラス・木材等の存在感を持った素材を現代的な工法を用いて組み合わせることで、寺院の持つ厳粛な非日常性を実現しようと試みた。
敷地周囲に厚みを持たせた刈込を設けて周辺に対する緩衝帯とするなど、敷地内をできるだけ緑化し、その中に建物を一つの四角いボリュームとして立ち上げている。諸室の空間のボリュームの違いから断面計画は、全体の階高を、本堂部分を1階に、その他の部分を2層・3層の構成とし、それらを繋ぐように光と風のシャフトを平面の中央に配置した。各所に旧本堂の解体に伴う古材を配することで、記憶の継承を図っている。
日本建築学会作品選奨2006
200 Selected Works 2006 (JIA)
photo by Toshiharu Kitajima |